浜田　プロ初黒星消えて笑顔「チームが勝つことが一番」

＜ソ・中＞中日先発・浜田

交流戦 中日７―４ソフトバンク

（6月11日 ヤフオクＤ）
　「負けない浜ちゃん」の頑張りが、鬼門での逆転勝利を呼んだ。中日の浜田が制球に苦しみながらも５回１／３を６安打４失点（自責３）。プロ初黒星の危機だったが、３―４の７回２死満塁から森野の走者一掃二塁打が飛び出した。チームは０７年から続いたヤフオクドームの交流戦連敗が、ついに１３で止まった。

　「最初から制球がよくなかった。でもチームが勝つことが一番なんで（逆転打は）素直にうれしかったです」

　高校ビッグ３と称された３投手がそろい踏みした日。勝利投手にはなれなかったものの、チームに白星をもたらしたのは浜田だけだった。

　制球が定まらない中で大量点を防いだ１９歳を救った森野は、２年ぶりに座った４番での一仕事。「打順は意識しますよ。浜田も一生懸命投げていたしね」と涼しい顔だった。