マー君 完投で両リーグトップタイ10勝!新人2桁勝利は日本人6人目

[ 2014年6月12日 14:10 ]

マリナーズ戦の4回、ジョーンズに初安打を許し、マウンドで悔しそうな表情を見せるヤンキース・田中

ア・リーグ ヤンキース4―2マリナーズ

(6月11日 シアトル)
 ヤンキースの田中将大投手(25)は11日(日本時間12日)、シアトルで行われたマリナーズ戦に先発し、9回で110球を投げて11三振を奪い、6安打1四球2失点の内容で、両リーグ最多タイとなる10勝目(1敗)をマークした。防御率は2・02。

 日本人新人投手の2桁勝利は、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2002年の石井一久(ドジャース)、2007年の松坂大輔(レッドソックス、現メッツ)、2010年の高橋尚成(メッツ、現DeNA)、2012年のダルビッシュ有(レンジャーズ)以来6人目。田中は登板13試合での2桁勝利到達となった。

 初回から3回まで3イニング連続で3者凡退に抑えた田中は、4回、1死からジョーンズに右前へ初安打を許すなど2死一、二塁とされたが、5番・モリソンをスプリットで空振り三振に仕留めてピンチを脱出。8回には1死一、三塁とされたが、ガレスピーを二塁へのハーフライナーで併殺に仕留めた。

 だが、9回、1死からジョーンズの放った打球がイレギュラーバウンドして二塁への内野安打となると、続くカノに左中間スタンドへ3号2ランを浴びて2失点。5月14日のメッツ戦以来2度目となる完封勝利は逃したが、後続を連続三振に斬って取り、完投で10勝目を挙げた。5回から6回にかけては5者連続三振を記録するなど、11三振を奪う力投だった。

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