ドラ1岩貞 故障後シート打撃初登板 打者10人で安打性は1本

[ 2014年6月12日 06:42 ]

シート打撃で力投する岩貞

 2月の宜野座キャンプ中に左肘痛を発症した阪神のドラフト1位・岩貞が、鳴尾浜球場で故障後初めてシート打撃に登板した。日高、高山、一二三の3人に対して、計10打席で42球。安打性の打球はわずか1本に抑えた。

 「いろんな球種を試しました。打者に対してしっかり投げようと思いました。打ち取ることができてよかったです」

 直球の最速は140キロを計時。切れ味鋭いスライダーで実績のある日高から空振りを奪うシーンもあり、故障の影響を感じさせなかった。他にもカットボール、チェンジアップ、カーブと、持ち球のすべてを披露。「スピードも出ていたし、これから自然と状態も上がっていくと思います」。

 この日の登板で最重要視したのは「打者の反応」だという。従来のフリー打撃登板では、あらかじめ捕手が打者に球種を伝えるため、投球に対する打者の素直なアプローチが確認しがたい。この日はその難点もクリア。「(反応を)見られて良かった」と納得顔だ。

 今後は慎重に調整を続け、対外試合での登板時期を探っていく。

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2014年6月12日のニュース