4番一振りで劇的決着 エルドレッド「ここで決めようと打席に入った」

[ 2014年4月27日 17:18 ]

延長11回裏、無死一、三塁、広島・エルドレッドは山口から左越えにサヨナラ3点本塁打を放つ

セ・リーグ 広島3―0巨人

(4月27日 マツダ)
 決着をつけたのは4番の一振りだった。延長11回、広島は巨人4番手の山口から先頭の菊池が中前打、続く丸も中前打を放って無死一、三塁。絶好機で打席に立ったエルドレッドは追い込まれながらも山口の変化球を捉え、左翼席へ飛び込む8号3ランで劇的なサヨナラ勝ちを演出した。

 歓喜のホームを踏むと、仲間から祝福の水を浴びせられてびしょ濡れになったエルドレッド。お立ち台ではスタジアムを埋め尽くしたカープファンの声援を浴び、「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝し、「とても素晴らしい気分」と表情を崩した。「前の2人がしっかりつないでくれた。なかなか点が取れなかったが、ここで決めようと打席に入った。2球甘い球を逃してファウルにしてしまったが、ストライクを狙って思い切っていこうと」と振り返った。

 前日に続く2安打で打率・394、本塁打もリーグ2位タイの8本と、首位のチームをけん引する頼もしい4番。「チームに勝ちがついて、最後の最後で自分のバットで決められてうれしい」と胸を張った。

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2014年4月27日のニュース