オリ首位堅守!13年ぶり貯金8 2冠ペーニャがリーグ最速10号

[ 2014年4月27日 05:30 ]

<オ・楽>長女のブリアナちゃんを抱きお得意の2Wポーズを決めるペーニャ

パ・リーグ オリックス10-4楽天

(4月26日 ほっと神戸)
 白球は甲高い衝突音を残して左翼席上段にまで飛んだ。2回、1点を追加しなおも2死二、三塁からオリックス・ペーニャが豪快なアーチを放った。リーグ最速となる10号3ランでチームに01年以来13年ぶりの貯金8をもたらした。

 「特に、どこまで飛んだかは見ていない。一塁を回ったところでホームランと分かったからね」

 確信を持ってバットを振り抜いた。チームが過去6度対戦し、一度も黒星を付けたことのない塩見と対峙(たいじ)。初球は内角。2、3球目は高めといずれも直球でカウントは2ボール1ストライク。4球目、空振りを取りに来るフォークを狙い通りに叩いた。

 「前(1打席目)にフォークで三振させられているから、直球の配球の中で“次はフォークだ”というのはあった」

 5回には右中間に適時二塁打も放ち、計4打点で23打点とし、内川(ソフトバンク)と並んでいた打点部門でもリーグ単独トップに立った。

 神戸市内の自宅を出る際には2歳の長女・ブリアナちゃんとキスを交わすのが毎日の恒例行事。1週間ほど前、愛娘が体調を崩し2日間の入院を余儀なくされたときは「自分の持っているものが出せなかった」と振り返る。試合後のお立ち台には誇らしげに愛娘を抱く1メートル91、118キロの大男がいた。10年9月3、4日のソフトバンク戦以来、チーム4年ぶりの2試合連続2桁得点。首位軍団に死角は見当たらない。

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2014年4月27日のニュース