慶大先勝!谷田が「軍の機密」頭脳的走塁で決勝点

[ 2014年4月27日 05:30 ]

<明大・慶大>8回1死一、三塁、藤本和の一邪飛で一走・谷田(24)はタッチアップで二塁悪送球を誘う

東京六大学野球第3週第1日 慶大4―3明大

(4月26日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。第1試合は慶大が8回に谷田成吾外野手(3年)の頭脳的な走塁で決勝点を奪い、3季連続優勝を狙う明大に4―3で先勝。第2試合は早大が立大を5―3で振り切った。

 慶大の主砲・谷田がバットではなく、足で魅せた。3―3の8回1死一、三塁。藤本知の一塁ベンチ前への一邪飛で、一塁から果敢に二塁にタッチアップした。「(飛球が)上がった瞬間に(江藤助監督を)見たら“行け”っていうのが見えた」。慌てた一塁手の真栄平が二塁に悪送球する間に、三塁走者の山本泰が決勝のホームを踏んだ。

 谷田は昨春のオープン戦でも、一塁走者としてこのプレーで得点をもぎ取ったことがあるという。「去年“こういうプレーもあるよ”と教えてもらいました。相手が投げてこなければ二、三塁だし、投げてきたら挟まれてもいい」。監督代行を務める江藤助監督は「軍の機密だけど、あいつらが勝手にやったんじゃない?」と含み笑い。自らが仕込んだプレーが決勝点につながり、うれしそうだった。

 ▼慶大・三宮(2番手で登板し、5回無失点でリーグ戦初勝利)腕がよく振れて球が走っていた。

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2014年4月27日のニュース