黒田 自己ワースト8失点「何も言い訳はできない」

[ 2014年4月27日 05:30 ]

<ヤンキース・エンゼルス>5回、先頭のプホルス(左)にとどめの501号本塁打を浴びた黒田

ア・リーグ ヤンキース1―13エンゼルス

(4月25日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田博樹投手(39)は25日(日本時間26日)、エンゼルス戦に先発し、4回2/310安打8失点で2敗目。

 メジャー7年目にして自己ワーストの大量失点に「何も言い訳はできない。結果が全て」と唇をかんだ。今月は防御率5・28。過去の4月の月間防御率と比べても自己最悪の滑り出しとなった。

 悔やんだ1球がある。2回無死一、三塁から左打者コンガーを追い込んだ後の3球目。宝刀シンカーで内角ボールゾーンからストライクゾーンを狙う「フロントドア」が甘く入り、先制2点二塁打を許した。「あの1球で流れが変わった。自分のリズムが完璧に狂ってしまった」。5回にはプホルスに通算501号となるソロを浴びた。

 スライダーが曲がらずスプリットもいまひとつ。シンカーで追い込んでも最後の一手がなく「そこが一番今、苦しんでいるところ。メカニック(フォーム)的にしっくりこない」と首をひねった。ヤ軍の先発陣はノバが右肘手術で今季絶望。ピネダも不正投球による出場停止中のため、黒田への期待は大きい。ジョー・ジラルディ監督は「切れがなかった。そのうち修正するだろう」と楽観視したが、黒田は「我慢強くやるしかない」と、最後まで元気がなかった。

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2014年4月27日のニュース