マー君 何度も「うれしいです」 速球中心にきっちり修正

[ 2014年4月5日 12:25 ]

ブルージェイズ戦でメジャー初勝利を果たし、ウイニングボールを手に笑顔のヤンキース・田中

ア・リーグ ヤンキース7―3ブルージェイズ

(4月4日 トロント)
 メジャー初登板を初勝利で飾ったヤンキース・田中は「うれしいです」の言葉を繰り返し、ホッとした表情を浮かべた。

 「緊張という感じではなかった」と振り返ったが、2点援護されたその裏に先頭のカブレラに被弾。スプリットが高く浮く場面が見られるなど「雰囲気にに入っていけなかった」と言うのは本音だろう。2回にも2点を失ったが、3回以降は無失点。「どのあたりを変えたのか」と問われ「速球系を多くした。序盤は変化球が多かった。前半バタバタしたが、徐々にリズムをつかめてきた」と答えた。

 しっかり修正し、しかも無四球。上々の内容で日本人9人目となるメジャー初登板を初勝利(過去、伊良部、吉井、石井一、松坂、黒田、上原、川上、ダルビッシュが成し遂げたが、野茂は5回無失点の好投ながら援護がなく、勝ち負けがつかなかった)。上々のスタートを切ったが「まだ1試合終わっただけ。いいピッチングを続けていきたい」と背番号19は、投球同様に落ち着いた口調で話した。

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