「ヨッシャー!」ライアン小川 苦手マートン併殺斬りで雄叫び

[ 2014年4月5日 05:30 ]

<ヤ・神>2勝目を挙げた小川はファンと握手

セ・リーグ ヤクルト5-2阪神

(4月4日 神宮)
 エースの働きだ。ヤクルトの「ライアン」小川がチームの連敗ストップに吠えた。1点差の8回1死一、二塁。それまで3安打されていた苦手の阪神・マートンを遊ゴロ併殺打に仕留め、一塁ベンチに戻ると「ヨッシャー!」と絶叫だ。

 「あそこが勝敗の分かれ目。低めにシュートを強く投げ切れた。理想のゲッツー。(絶叫は)自然に出た」。打ち取ったのは前打席で打たれたシュート。同じ球種でより精度を上げて抑える。小川の哲学がにじみ出た8回2失点。強風注意報が出る中、安定したフォームから力と切れのある球を投げ込んだ。3月28日のDeNAとの開幕戦(神宮)に続く今季2勝目でチームの連敗も3でストップ。小川監督も「最後はよくマートンを抑えたね」と絶賛する。

 「勝たないとチームがまとまらないし、勝つことで勢いも出る」。小川の言葉にはエースの自覚があふれていた。

 ▼ヤクルト・中村(休養の相川に代わるスタメンマスクで好リードと1号2ラン)8回は1点取れば勝ちに結びつくので、打ってやろうと思ってた。結果が出てよかった。

 ▼ヤクルト・森岡(今季初スタメンで、先制打含む猛打賞)せっかく使ってもらえたので一球に集中してた。ルーキー(の西浦)に開幕スタメン奪われて、どこかで勝ってやろうと思ってた。

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2014年4月5日のニュース