上原 39歳誕生日S 指揮官プレゼントは“予告登板”

[ 2014年4月5日 05:30 ]

<オリオールズ・レッドソックス>9回に登板し、三者凡退で39歳の誕生日を今季初セーブで飾ったレッドソックス・上原

ア・リーグ レッドソックス4―3オリオールズ

(4月3日 ボルティモア)
 レッドソックスの上原が、39歳の誕生日を今季初セーブで飾った。「誕生日プレゼントに9回にボールを渡すよ」。試合前にジョン・ファレル監督が話した通り、1点リードで9回を迎えた。

 先頭スクープを3球三振。後続の2人も続けて三邪飛に打ち取り、わずか7球のセーブ劇だ。翌日は本拠地に移動してデーゲームが組まれており、上原は「きょうは移動しないといけないので」と会心の笑みを浮かべた。

 登板試合で「1奪三振以上、無四球」は、昨年8月13日のブルージェイズ戦からシーズンをまたいで21試合連続に伸ばした。大リーグ公式サイトによると、12年にブレーブス・キンブレルが記録した20試合連続を更新するメジャー新記録。昨季ワールドシリーズ制覇に貢献した守護神に年齢による衰えは全くない。「39歳だろうが20歳だろうが、勝負の世界では関係ない。年だけで判断されると腹が立つ」。反骨心の塊のような男である。

 試合終了後すぐにウエートルームに直行。この姿に指揮官も「いくら夜遅くても、きちんと練習をする」と目を細めた。世界一連覇にチーム最年長右腕の存在は欠かせない。

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2014年4月5日のニュース