日本人投手のデビュー戦…松坂7回1失点、ダルは102年ぶり珍記録

[ 2014年4月5日 12:01 ]

2012年のメジャーデビュー戦で第1球を投じるダルビッシュ。5回2/3を投げて8安打5失点ながら勝利投手になった

 7年総額1億5500万ドル(約158億1000万円)の大型契約を結びヤンキース入りした田中将大投手(25)が4日(日本時間5日)、トロントでのブルージェイズ戦にメジャーデビュー、7回6安打3失点(自責2)、無四球8奪三振で勝利投手になった。

 メジャー初登板初先発で勝ち星を挙げた日本人投手は過去8人。1995年にドジャース入りし、日本人のメジャー挑戦のパイオニアとなった野茂は5月2日のジャイアンツ戦に先発し、5回7安打無失点で勝ち負けはつかなかった。

 その後、97年の伊良部(ヤンキース)が7月10日のタイガース戦で6回2/3を投げ、5安打2失点で初登板初先発を白星を飾ると、98年には吉井(メッツ)が4月5日のパイレーツ戦で7回3安打無失点と好投して勝利投手に。02年には石井一(ドジャース)もデビュー戦を飾っている。

 07年には松坂(レッドソックス)が4月5日のロイヤルズ戦で7回を6安打1失点と好投し、初登板初先発で初勝利。同年の井川(ヤンキース)はオリオールズに5回8安打7失点と打ち込まれたが、逆転勝ちしたため、黒星は逃れた。

 08年の黒田(ドジャース)はパドレスを相手に7回を3安打1失点で勝利を飾り、09年も上原(オリオールズ)がヤンキース戦で5回を5安打1失点、川上(ブレーブス)はナショナルズ戦で6回を4安打3失点と好投し、ともに白星。

 12年のダルビッシュ(レンジャーズ)はマリナーズ戦で初回に4点を失うなど5回2/3を投げて8安打5失点ながら打線の援護に恵まれて勝ち投手に。初回4失点以上でのメジャー初登板初勝利は102年ぶりという珍記録となった。同年の岩隈(マリナーズ)のメジャーデビューは中継ぎで4回を1安打失点。先に初セーブを記録し、初勝利も中継ぎ登板だった。

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2014年4月5日のニュース