新ポスティング 制度名変更も…本来の入札の意味薄れる

[ 2013年12月9日 08:36 ]

球団事務所をあとにする田中

9日にも日米で新ポスティング・システム同意

 新ポスティング・システム(入札制度)は9日にも日米間で承認され正式発表となる。従来の制度では米国の球団が入札額を決めて最高額の球団に独占交渉権が与えられたが、新制度では日本の球団が入札希望額を設定し、上限は2000万ドル(約20億6000万円)。日本の球団の希望額が大リーグ30球団に公示され、この額に応じた全ての米球団に交渉権が与えられる。

 選手と契約がまとまった場合、米球団はその額を日本の球団に支払う。選手がこの制度を利用できるのは、シーズンオフに1度だけ。日本の球団の希望額で獲得を求める大リーグの球団がなければ、選手は残留する。本来の入札の意味合いは薄れ、移籍金付きのFA制度に近い形態。制度名の変更も予定されている。

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2013年12月9日のニュース