阿部は脱“秘密保護”!オープン外交がモットーだ

[ 2013年12月9日 08:14 ]

野球教室で打撃指導する巨人・阿部

 巨人・阿部慎之助主将(34)が8日、積極外交を宣言した。5日に米ニューヨークから帰国したばかりだが、この日は福井市内の福井医療短大で小学5、6年生を相手に野球教室を開催。約150人の野球少年を前に「きょうは何でも質問してほしい。俺も何でも話すし、教えるから」と繰り返した。

 冒頭のあいさつでプロ野球選手として知る限りの経験を伝えたいと、熱く語った。主将を務めるチームでの姿勢と同じだった。チームは今オフ、FA移籍の大竹、片岡、中日を退団した井端を獲得し、来季は大きく生まれ変わる。「キャリアのある人たちだからね。俺が言わなくても大丈夫だと思うけど、何かあれば話をしてほしいし、俺も相談したりすると思う」と前向きに話した。

 実際、井端の入団決定直後には電話をかけ「よろしくお願いします」と即座にコンタクト。今春のWBCでは副主将として支えられた先輩を、快くチームへ迎え入れるために動いた。リーグ3連覇と日本一奪回へ、主将としてオープンに接していくつもりだ。政治の世界では6日深夜、安倍晋三内閣がやっとのことで特定秘密保護法を成立させたばかり。さまざまな意見が展開されているが、巨人の主将はオープン化を推し進める。

 「脱秘密保護ですか」と問い掛けられた阿部主将は「そういう(政治的な話題)の(を話すと)、影響が大きいからねぇ」と苦笑いしたが、チーム力を高めるため、キャプテンシーを発揮するまでだ。

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