中畑監督 伊豆大島で台風被害の子供にエール「元気出して」

[ 2013年12月9日 05:30 ]

伊豆大島の小学生を相手に野球教室を開いた中畑監督。隣は槙原氏

 DeNAの中畑清監督(59)が8日、今年10月に台風26号による大規模な土石流で甚大な被害を受けた伊豆大島(東京都大島町)を訪れ、スポニチ本紙評論家の槙原寛己氏(50)とともに4チーム、86人の小学生を相手に野球教室を開いた。

 「子供たちに少しでも元気を出してもらおうと思ってね」

 35人が死亡し、4人がいまだ行方不明になっている大災害。野球教室に先だって被災現場を訪れた中畑監督は土石流になぎ倒された住居や流木を前に立ちつくし「自然の怖さを痛感するね。人間の無力さも…」。監督就任前の2011年、何度も足を運んだ東日本大震災の被災地と重ね合わせた。

 大島第一中学のグラウンドで行った野球教室では返事の仕方に始まり、ランニング、キャッチボール、守備、打撃の基本を熱血指導。参加者全員にDeNAの帽子、4チームにそれぞれボール5ダース、バット5本をプレゼントした。

 「みんなの元気な姿を見られてよかった。打てば響く。返事がどんどんよくなったしね。逆に元気をもらったかな」

 来季のベイスターズもこうあってほしい。

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2013年12月9日のニュース