三菱重工広島・鮫島 大会新15K 2戦連続完封は史上6人目

[ 2013年11月5日 06:00 ]

<三菱重工広島・JR東海>9回2死、池田を左飛に打ち取り2試合連続完封勝利にナインとハイタッチの三菱重工広島・鮫島

スポニチ後援第39回社会人野球日本選手権第7日2回戦 三菱重工広島1―0JR東海

(11月4日 京セラドーム)
 2回戦3試合が行われ、三菱重工広島、三菱重工神戸、日本新薬が準々決勝に進み、ベスト8が出そろった。三菱重工広島は鮫島優樹投手(25)が大会新記録の15奪三振で2試合連続完封。1―0でJR東海に勝ち、37大会ぶりに8強入りした。三菱重工神戸は七十七銀行に8―0で快勝、日本新薬はHondaに2―1で競り勝った。

 記録ずくめの快投に、鮫島は信じられないといった表情で目を大きくさせた。奪った三振は大会最多の15。2試合連続完封勝利は史上6人目、史上4人目の毎回奪三振も記録した。「(記録は)知らなかった。来年からパンフレットに記録が載ると思うと不思議な感じがする」と驚きを隠せない様子だ。

 完封した1日の九州三菱自動車戦から中2日だったが、2試合で268球を投げ抜いた。入社4年目の25歳で、同じ88年生まれには楽天・田中らがいる。前日は日本シリーズ第7戦をテレビ観戦。160球を投げ抜いた翌日に救援登板したエースの姿に「普通なら考えられない。精神力が凄い」と感化された。

 威力十分の直球とフォークを低めに集める自在の投球を披露。チームを38年ぶり8強に導いた。鮫島は「新しい、勝ち進んでいく歴史をつくりたい」と胸を張った。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月5日のニュース