広島 スコアラー一筋、畝氏が投手兼分析コーチで初入閣

[ 2013年11月5日 06:00 ]

来季から野手総合コーチ・ベンチ担当として野村監督(左)の参謀役を務める緒方コーチ

 広島は4日、野村監督就任5年目を迎える来季のコーチ陣を発表した。23年ぶりのV獲りを狙う指揮官の参謀役には、緒方打撃コーチが野手総合コーチ・ベンチ担当として就任。古沢投手コーチの後任には、球団部情報課長の畝氏が投手コーチ兼分析コーチとして初入閣した。

 「打撃や守備走塁など幅広く見る。監督が試合に集中できるようサポートしていきたい」

 緒方コーチはそう抱負を語った。2年ぶりに復帰する野手総合コーチだが、ベンチ担当の肩書が付いた来季は「作戦面を含め、トータルで見てもらう」と野村監督。参謀としてチームの勝利のために手腕を振るう。

 92年の現役引退後、スコアラーひと筋に活動していた畝氏は動作解析などに長け、高い分析能力に定評がある。「データ面などを生かせるポジション。投手だけでなく、打者にも助言してもらえば」と球団首脳。同氏は「スコアラーとして見てきた中で自分なりのイメージもある。いろいろ助言したい」と語った。

 永田外野守備走塁コーチは打撃コーチ補佐に転任。今季現役を引退した菊地原は3軍投手コーチとなった。三塁コーチは高守備走塁コーチが務める。

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2013年11月5日のニュース