広島・大竹「しっかりと話ができた」 球団側は最終回答待ち

[ 2013年11月5日 06:00 ]

3度目の残留交渉を終え、記者の質問に答える広島・大竹

 今季国内FA権を取得した広島・大竹寛投手(30)が4日、球団と3度目の残留交渉を行った。権利行使、残留の結論は持ち越しとなったが、約70分間の交渉の中で、これまで以上の収穫があったことを強調。権利行使の可能性を示唆した1日の前回交渉後に比べ、残留に前向きな発言に終始した。

 「しっかりと話ができたことが良かった。今日の段階では結論的なものは出ていないです」

 今季の年俸1億円から、1日の第2回交渉では(1)3年契約の総額4億円、(2)単年契約で1億5000万円(年数、金額はともに推定)の2パターンを提示されたとみられるが、これに対し、大竹は「譲れない部分がある」と自らの要望を球団に伝えている。この日は「球団に提示してもらったものは、僕の考えとの開きがほとんどない。じゃ何かと言うと、細かい部分を話させてもらった。そもそも(前回の提示が)開きはないですから」とした。交渉役の鈴木球団本部長は条件の見直しをこれ以上は見直さないことを明らかにし、「彼がどう考えるか向こうにボールはある」とし、あとは大竹からの最終回答を待つだけだとした。

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2013年11月5日のニュース