岩手知事が楽天優勝たたえる「野球の底力で被災地支援」

[ 2013年11月5日 12:13 ]

 岩手県の達増拓也知事は5日の記者会見で、プロ野球の日本シリーズを制した東北楽天ゴールデンイーグルスの活躍を「東日本大震災の直後から野球の底力で支援する志を持ち、ついに勝ち取った日本一。すばらしい」とたたえた。

 達増氏は「チーム関係者が(震災で)被害を受け、ファンも被災した。(優勝によって)大きな力をいただいた」と感謝の意を表明。主軸として活躍した岩手県出身の銀次選手に対し「なくてはならない存在としてチームを引っ張り、勝利を重ねることに大貢献した。たいしたもんだ」と絶賛した。

 一方、仙台市の奥山恵美子市長は5日、楽天側に「賛辞の盾」を贈って表彰する方針を明らかにした。記者会見で「選手は募金活動などをしてくれて、復興の大変さを共有している。日本一で復興に向けて気持ちが上向いた」と喜んだ。

 賛辞の盾は仙台市にゆかりがあり、市のイメージアップに貢献した文化人やスポーツ選手に贈られる。贈呈先をチームにするか、監督や選手にするのかを球団と協議しているという。

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2013年11月5日のニュース