西岡、ヤクルト戦へ気合!巨人3連勝も「うぬぼれてはダメ」

[ 2013年5月10日 11:50 ]

羽田空港から松山へ向け移動する西岡

 阪神・西岡剛内野手(28)が、ヤクルト3連戦を前に気を引き締め直した。

 「いつも通りやるだけです。巨人に3連勝?それでうぬぼれていてはダメ。連勝したい?毎日そういう気持ちです」

 頼れる1番打者がナインの総意を代弁した。6日からの東京ドーム3連戦では、投打がかみ合い3連勝。特に前日8日の第3ラウンドは延長12回の死闘を制した。一番の強敵を倒し、ともすればホッと一息つくこともあるだろう。だが、今季は巨人戦直後の過去2カードで通算5勝1敗と大きく勝ち越す。西岡の言う「うぬぼれ」は、心配無用というわけだ。

 「どのチームも同じですよ」

 西岡本人は素っ気なかったが、心強いデータもある。ここまでのヤクルト戦9試合で打率4割。先発が予想される石川、小川、八木に対しても、コンスタントに安打を連ねている。前回3~5日の3連戦では3、4日で初回に安打を放ち、いずれも得点をゲット。序盤から主導権を握れるか否かは、西岡の第1打席にかかっているのだ。

 「勢いをつけて交流戦に入りたいよね。5割ラインうんぬんではないけど、5、6連敗することもある。節目、節目はやはり勢いをつけたい」

 和田監督も14日から始まる交流戦へ向け、さらなる快進撃を誓った。昨年は貯金2を持って交流戦に臨みながら、初戦の日本ハム戦で糸井に先頭打者アーチを被弾。よーいドンでのつまずきから5連敗し、結果9勝12敗3分けに終わった。一寸先は闇―ということもある。だからこそ、交流戦前ラストの3連戦を、気持ちよく終わりたい。

 「打撃陣は反発力が出てきたからね」

 好調な打線に、指揮官も手応えを感じつつある。このヤクルト戦の舞台・松山で思い出すのは、昨年7月3日の広島戦。9回2死から振り逃げの間に2者が生還し、逆転負けを喫するという悪夢があった。過去と決別するためにも、勝つしかない。

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2013年5月10日のニュース