安楽かばう先輩捕手「それでも全国で一番の投手だと思う」

[ 2013年4月3日 17:14 ]

泣きじゃくる安楽投手(手前右から2人目)に声を掛ける済美ナイン

第85回選抜高校野球大会決勝 浦和学院17-1済美

(4月3日 甲子園)
 済美の捕手、3年生の金子は力投を続けた安楽を責めなかった。

 「それでも全国で一番の投手だと思う。安楽はやってくれた。悪くない。僕らがいけない」と唇をかんだ。2回には先制打を放ったが、悔しさだけが残った。

 2年生エースは直球に伸びがなく不調だったという。集中打を浴びた5回は「エラーからリズムが悪くなった。変化球で打ち取った当たりも、全部抜けていった」と静かに振り返った。「夏がある。これを糧にしたい」と大敗にも前を向いた。

 ▼プロ野球日本ハム・鵜久森淳志(済美OB)の話 決勝で負けてしまったのは悔しいだろうけど、OBとしては本当によく頑張ったという思い。この悔しさを忘れずに、夏の甲子園で僕たちができなかった優勝を目指してほしい。

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2013年4月3日のニュース