キューバ 日本流「スモール」導入も、2次Rへ手の内隠す可能性

[ 2013年3月6日 06:00 ]

ノックを受けるN・ゴンサレス(左)らキューバ投手陣

WBC1次ラウンドA組 日本―キューバ

(3月6日 ヤフオクドーム)
 キューバはヤフオクドームでの全体練習後にビクトル・メサ監督に代わり、主将グリエルが報道陣に対応した。WBCでは過去2大会で日本に3戦全敗。全ての敗戦を経験したキューバの至宝は「何度も負けてきた。その経験をもとに練習してきた。今こそそれを出す時だ」と雪辱を口にした。

 5日はバント練習などチーム全体で小技に時間を割いた。社会人シダックスなどでプレー経験のある指揮官は、代表監督に復帰した昨年8月以降、日本流のスモールベースボールを注入。グリエルも「日本がやっているようなプレーをきちんとできるようにしたい」と変身した姿を見せる。前日の中国戦で2本塁打を含む12得点で7回コールド勝ちした自慢のパワーも健在だ。

 もっとも2次ラウンド進出を決めた前日の試合後、メサ監督は「私たちにとって重要なのは日本じゃない。B組の結果で(日本戦の)先発投手や戦い方を決めたい」と発言。B組の順位次第では勝敗にこだわらない考えで主力の温存や手の内を隠す可能性は高い。

続きを表示

2013年3月6日のニュース