日本、キューバに敗れる…2次ラウンド初戦は台湾と対戦へ

[ 2013年3月6日 22:48 ]

3回キューバ無死、トマス(左)に先制本塁打を浴びた大隣

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドA組最終日は6日、ヤフオクドームで行われ、3連覇を狙う日本はキューバに3―6で敗れた。日本は2勝1敗で同組2位となり、8日開幕の2次ラウンド(東京ドーム)ではB組1位の台湾と対戦することになった。

 先発は日本が大隣(ソフトバンク)、キューバはW・ペレス。日本は大幅に打線を入れ替え、不振の長野(巨人)を1番に起用、坂本(巨人)は5番に回った。また、3番には井端(中日)が入り、好調だった内川(ソフトバンク)は腰の違和感のため、スタメンを外れた。

 日本は初回2死から井端が二塁内野安打で出塁したが、阿部(巨人)は中飛に倒れ、無得点。その裏、大隣はキューバ打線を3者凡退に抑えた。

 2回、日本は1死から糸井(オリックス)、中田(日本ハム)の連打で一、二塁としたが、8番の稲葉(日本ハム)が浅い左飛、続く松田(ソフトバンク)は空振り三振に倒れ、先制点はならず。その裏、大隣はまたも3者凡退と素晴らしい立ち上がりを見せた。

 3回、日本は先頭の長野が四球で出塁したが、松井(楽天)が送りバントを失敗(捕飛)。続く井端の初球に長野が二盗に成功し、1死二塁としたものの、井端は三ゴロ、阿部は右飛に倒れて、またも無得点。その裏、大隣が先頭のトマスに左越えソロ本塁打を浴び、キューバに先制を許した。

 4回、キューバは2番手のゲバラがマウンドへ。日本は2死から中田が遊ゴロ失で出塁、稲葉が右前打で一、二塁としたが、松田が三振に倒れ、またも無得点。その裏、日本は2番手で田中(楽天)が登板。先頭のフェルナンデスに中前打を許すと、続くセペタには右中間二塁打を浴び、わずか5球で1点を失った。

 5回、日本は2先頭の長野がこの日2つ目の空振りの三振、代打の鳥谷(阪神)が二飛に倒れ、井端は四球で出塁したものの、阿部の一、二塁間の当たりは好守に阻まれ無得点。その裏、田中は3者連続三振。田中は2回6つのアウトを全て三振で奪った。

 6回、日本は1死から糸井が四球で出塁、続く中田の右前打で一、三塁としたが、稲葉が投ゴロ併殺に倒れ、得点を奪えなかった。その裏、日本は3番手で沢村(巨人)が登板。先頭のフェルナンデスに右中間二塁打を浴び、1死三塁からアブレウに左翼線へ適時打を浴びて1点を失った。

 7回、日本はこの試合初めての3者凡退。その裏、日本は森福(ソフトバンク)が登板。2死から死球を与えたものの、無失点で切り抜けた。

 8回、日本はクリーンアップの攻撃だったが、またも3者凡退。その裏、日本は今村が5番手として登板。1死一、三塁からA・デスパイネに左中間へ3ランを浴びた。

 9回、日本は1死から中田、代打の角中(ロッテ)、本多(ソフトバンク)が連続四球を選んで満塁とし、長野の遊撃内野安打で1点。さらに鳥谷の中犠飛、2死一、三塁から井端の右前適時打と、この回3点を奪ったが、最後は相川(ヤクルト)が三振に倒れ、反撃はそこまでだった。

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