チェン 粘投で苦手ヤ軍から白星「なんとかしなくちゃと思って投げた」

[ 2012年10月9日 13:07 ]

ヤンキース戦に勝利し、笑顔でハイタッチするオリオールズのチェン(右)

ア・リーグ地区シリーズ第2戦 オリオールズ3―2ヤンキース

(10月8日 ボルティモア)
 オリオールズの先発チェン(元中日)が粘りの投球でヤンキースを2点に抑え、自身のプレーオフ初勝利とともに、チームに1勝をもたらした。

 6回1/3を投げ、112球で8安打3三振1四球。レギュラーシーズン中から続いていた、自身の連敗を5も止めた。

 チェンは試合終了後「すごく緊張した。強力なヤンキース打線をそこそこ抑えられたのは良かった。とにかくなんとかしなくちゃと思って投げた」と、チームの連敗を阻止した好投に笑顔をみせた。

 初回に失策で出塁したイチローが4番カノの二塁打で生還したが、以後は走者を許すも速球とスライダーを有効に使い、打者の内角を強気に攻めて、7回にジーターに適時打を打たれ2点目を許すまで踏ん張った。

 レギュラーシーズン中、メジャー初登板も含め、ヤンキース戦は4試合に登板し、1勝2敗。特に9月7日の試合では5回をもたず7失点でKOされていたが、「ポストシーズンは別物だと思うので、新しいスタート」と自ら苦手意識を払しょく。大事な地区シリーズの2戦目に“新人”を起用したショウォルター監督の期待に応えた。

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