マー君を発奮させた闘将の言葉「ダルは進化しとる。お前はどうだ?」

[ 2012年10月9日 08:19 ]

<ロ・楽>10勝目の楽天・田中(左)は星野監督から祝福される
Photo By スポニチ

パ・リーグ 楽天6―0ロッテ

(10月8日 QVCマリン)
 楽天・田中がシーズン最終戦で8回無失点と好投し、今季10勝目。09年から4年連続5度目の2桁勝利を達成した。

 それでも試合後は「結果が残せずに申し訳ない」と笑顔なし。昨季19勝で沢村賞を獲得した田中にとって、今季は苦難の連続だった。開幕前に背中を痛めた影響でなかなか白星を重ねられず、4月下旬には腰痛で2軍落ち。5月下旬に復帰後も本来の球威が戻らなかった。

 フォームで試行錯誤を続けていた8月下旬、星野監督から「お前はダルビッシュ(レンジャーズ)が兄貴分らしいけど、あいつは日々進化しとる。お前はどうだ?」と痛烈な言葉を浴びた。目が覚めた。自身の投球フォームを根底から見つめ直した。腕を振る右腕の動きをコンパクトに修正。この日までの7試合を、黒星なしの4連勝で終えた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月9日のニュース