“珍記録”の持ち主デービス 昇格に応えた逆転打 

[ 2012年10月9日 13:16 ]

ヤンキース戦の3回、逆転の右前打を放ったオリオールズのデービス

ア・リーグ地区シリーズ第2戦 オリオールズ3―2ヤンキース

(10月8日 ボルティモア)
 オリオールズのショウォルター監督の打順組み換えが当たった。

 3回、オリオールズは2死走者なしから満塁の好機をつくり、3番デービスを迎えた。7日の第1戦で7番だったが、2安打したことで3番に昇格。右前2点適時打を放ち、ヤンキースを逆転した。

 レギュラーシーズンで33本塁打を放ち、そのパンチ力は魅力だが、三振も169個とかなり多い打者だが、この日は大振りせずにミートに徹して逆転打を放った。

 昨季途中までレンジャーズに所属。上原浩治投手とのトレードでオリオールズ入り。今季キャリアハイの139試合に出場し、レギュラーの座を射止めた。

 5月6日のレッドソックス戦では、投手が足りなくなった延長16回に登板して、2回を投げ無失点に押さえ、メジャー初勝利を挙げれば、1試合3本塁打を放つ離れ業も。投手として白星が付き、1試合3本塁打を同一シーズンで記録したのは、ベーブ・ルース以来3人目という男は、ニューヨークでもオリオールズの攻撃陣のキーマンになりそうだ。

続きを表示

2012年10月9日のニュース