「2発は仕方ない」 聖光学院 昨年覇者に「太っ腹」逃げ切り勝ち

[ 2012年8月11日 12:51 ]

<日大三―聖光学院>5回表、2死満塁のピンチで日大三・森(7)を一邪飛に打ち取り、雄たけびを上げる聖光学院・岡野

第94回全国高校野球選手権1回戦 聖光学院2―1日大三

(8月11日 甲子園)
 昨年の覇者・日大三を下して3年連続の初戦突破を果たした聖光学院。勝利の瞬間、横山部長と肩をたたき合った斎藤監督は「(日大三と)試合をさせてもらえるだけでもありがたいこと。ましてや、勝たせてもらいうれしいですね」と感無量の様子。

 2点リードで迎えた9回の守備。日大三の先頭・金子にソロ本塁打を浴び1点差とされたが「2本(の本塁打)は打たれるかもしれない。同点までは仕方がないと、太っ腹でいた」という。それでも、2本目は許さず勝利。「こちらは延長でもいいと思っていた。よく我慢してくれた」と逃げ切った選手をたたえた。

 甲子園常連となり、周囲の期待も高まっているが「自分たちのできることをやるしかないので」と指揮官。最後は「歩みを信じて、プライドも持って戦いたい」と言い切った。

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2012年8月11日のニュース