140キロ2度だけ…浜田 夏1勝ならず「申し訳ない」

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<浦添商・愛工大名電>2回無死、宮里(左)に先制本塁打を浴びる愛工大名電・浜田

第94回全国高校野球選手権1回戦 愛工大名電4―6浦添商

(8月10日 甲子園)
 今春センバツで大阪桐蔭・藤浪、花巻東・大谷と並び「ビッグ3」と評された大会屈指の左腕が初戦で姿を消した。愛工大名電の浜田は3回までにまさかの5失点。序盤の乱調が最後まで響き「自分の実力なのでしようがない」とうつむいた。

 最速147キロを誇る速球は、140キロを2度計測しただけ。試行錯誤が裏目に出た。今大会直前になって「欲が出ていろいろ考えすぎてしまった」と球の切れを上げるためにフォームを修正。この日も序盤から腕を下げたり、試合中盤に脚の上げ方を再び変えたという。チームにとって夏は7大会連続で初戦敗退となった。強気で鳴らす左腕も「申し訳ない」と悔しさをにじませた。今後の進路はプロ1本。最後には「将来は信頼される投手になりたい」と言葉に力を込めた。 

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2012年8月11日のニュース