兄は154キロ腕…北大津・則本 甲子園で散る「悔いない」

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<北大津・滝川二>5回2死一、三塁、打者・馬場の時、ボークを取られた北大津・則本(左)は同点とされ苦笑い

第94回全国高校野球選手権1回戦 北大津4―5滝川二

(8月10日 甲子園)
 継投策を得意とする北大津は、則本が9回途中まで投げた。2年の冬ごろまでは肩や腰などの故障が続き、何度も「やめたい」と考えたという。

 それでも6月の全日本大学選手権に出場した兄で三重中京大4年の154キロ右腕・昂大(たかひろ)から「大器晩成という言葉もある。ゆっくりやれ」と励まされ、諦めずに努力を続けた。5回に自身のボークで同点に追いつかれたが、「甲子園のマウンドに立てて良かった。悔いはない」と胸を張った。

 ▼北大津・北川主将 相手に負けたというよりも甲子園に負けた。

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2012年8月11日のニュース