オーナーの前で赤っ恥 乱調の中山に岡田監督「ダマされた」

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<ロ・オ>6回、ロッテ打線につかまったオリックス3番手の中山

パ・リーグ オリックス7-8ロッテ

(8月11日 QVC)
 ダマされたよ…。オリックスの岡田監督が止まらぬ“投壊現象”にしかめっ面を浮かべた。宮内義彦オーナーが観戦した一戦は3度のリードを保てず、痛恨の逆転負け。1分けを挟む今季4度目の4連敗を喫した。指揮官の怒りのベクトルは投手コーチ陣と3番手の中山に向けられた。

 1点リードの6回に暗転した。1死二塁から中山が登板。岡田を空振り三振に仕留めたが、続く鈴木と井口に四球を与えた。満塁からホワイトセルには右中間を破られる走者一掃の二塁打。逆転を食らった。「ずっとやん。毎試合何点取られてるんよ。中山にしてもな」と指揮官。この試合を含め直近の3試合で計29失点と投壊に歯止めがきかない状況だ。

 中山は7月29日、30日と2日連続で3ランを被弾。調子は下降気味だった。「2軍で一回やらそうと思ったけど(投手コーチが)再生する言うから。ダマされたよ…」。試合前には宮内オーナーから「まだ50試合近く残っているから頑張れ」と激励を受けて挑んだ一戦。不満だけが増幅する夜になった。

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2012年8月11日のニュース