打っても能見!1カ月ぶり3勝目&2点目タイムリー

[ 2012年5月12日 06:00 ]

<D・神>2回2死二塁、左前適時打を放つ能見(投手・高崎)

セ・リーグ 阪神3-1DeNA

(5月11日 横浜)
 打って、投げて、そして勝った。自身3連敗中だった阪神・能見が、7回2/3を6安打1失点。4月13日の中日戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりの白星に「最近、ふがいない投球が続いていた。最初から全力で飛ばして、しっかり腕を振ることだけを考えた」。

 初回には筒香の初球に今季最速の147キロをマークし、オール直球勝負で見逃し三振に仕留めるなど、序盤から飛ばしに飛ばした。

 バットでも打球を飛ばした。1点を先制した2回2死二塁で、高崎から左前打。今季初安打で貴重な2点目を叩き出すと、続く鳥谷の二塁打で3点目のホームを踏んだ。「(バットの)先っぽだったけど、いいところに飛んでくれた」。普段から打撃練習にも熱心に取り組み、打席ではフルスイングで臨む。その結果がタイムリーとなった。

 自身3連敗中だったが、この日は「自然体」をテーマにマウンドに上がった。「自分にいらないプレッシャーをかけても仕方がない」。がむしゃらな姿勢で、本来の投球を取り戻したエース左腕。チームも今季3度目の3連勝だ。「腕をしっかり振って、能見らしい投球ができていた」。和田監督も満足げにうなずいた。

 ▼阪神・浅井(2回1死二塁で先制中前打)早い回に先制点が欲しかった。

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