ルーキー高橋周、プロ初安打も…中日、36戦目で初零敗

[ 2012年5月12日 06:00 ]

<広・中>5回無死、高橋周はプロ初安打となる左中間二塁打を放つ

セ・リーグ 中日0-1広島

(5月11日 マツダ)
 本塁が果てしなく遠かった。中日は打線が広島投手陣を攻略できず、今季36試合目で初、12球団最後の零封負け。不完全燃焼の敗戦に高木監督も「よう持ったわ。36試合も」と苦笑いだった。

 5度の得点圏の好機を生かせなかった打線で、唯一の明るい材料が期待のルーキーだった。8番三塁で初のスタメン出場を果たしたドラフト1位・高橋周は5回無死、大竹の142キロ外角直球を逆らわずにスイング。打球は左中間を破る二塁打となり、9打席目でのプロ初安打を記録した。「みんな期待していないと思ったので、自分のできることをやろうと思いました」と話したが、チームが敗れただけに笑顔はなかった。

 指揮官も「打つもんと思って出しとるんやけどね」と期待を寄せる背番号「31」が力強く、プロとしての一歩目を踏み出した。

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2012年5月12日のニュース