榎田が火消し筒香斬り！「場面が場面だったんで思い切って」

＜横・神＞２番手で登板し、ピンチを抑えた榎田

セ・リーグ 阪神３－１ＤｅＮＡ

（5月11日 横浜）
　阪神・榎田は外角低めいっぱいにスライダーを決め、筒香にバットを振らせなかった。出番は８回、２死二塁。被弾で同点の場面で見逃し三振に仕留める好救援だった。「ストレートもイメージが悪くなかったです。場面が場面だったんで思い切っていきました」。今季、本人が不満を抱いていた直球で空振りと見逃しを奪って追い込んだ点も手応えの理由だろう。

　好投を演じた能見からバトンを受けた。「コントロールミスが怖い、筒香には。榎田は球自体は悪くなかった。リズムに乗れてなかったけど、それも改善されてきた。まだまだよくなる」。継投策を説明する和田監督の言葉からは榎田へ寄せる信頼が伝わる。５日の巨人戦では登板した８回に１死満塁を招いて降板。一時は配置転換の可能性が持ち上がりながら、再び重要局面を任されて応えた。“復権”を印象づける５球だった。