小久保 自分と似ている不器用な弟分・江川のV弾に笑顔

[ 2012年5月3日 08:06 ]

<日・ソ>8回1死一塁、2ランを放った江川

パ・リーグ ソフトバンク3-1日本ハム

(5月2日 札幌D)
 弟分の一発に、思わず笑顔を浮かべた。巨人からFAで復帰した直後の07年1月、ソフトバンクの小久保は当時入団3年目の江川をアリゾナ自主トレに誘った。

 大器と言われながら伸び悩んでいた男に対して、熱心に指導。前年まで巨人に在籍しており、面識はほとんどなかった。それでも自らトスを上げてやり、「俺もおまえみたいに言われたことがすぐにはできんかった。ただ、(チャンスを)つかんだら放さなかったよ」。

 不器用さを猛練習で補ったのは同じ。自身はこの日で通算1987本のヒットを積み重ね、江川は8回に決勝2ランを放った。小久保はその姿に、若き日の自分自身を重ね合わせていたに違いない。

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2012年5月3日のニュース