エース翁川が好救援 リコー・厚木事業所が3年ぶりV

[ 2012年5月3日 06:00 ]

<リコー厚木事業所・パイオニア>優勝したリコー・厚木事業所ナインは沢津橋監督を歓喜の胴上げ

白龍旗争奪野球 リコー・厚木事業所1-0パイオニア

(東京ドーム)
 決勝が行われ、リコー・厚木事業所(光学)がパイオニア(電子・通信)を1―0で下し、3年ぶり6度目の優勝を飾った。リコー・厚木事業所には石丸徹大会会長(78)から白龍旗などが贈られ、最高殊勲選手には翁川裕太(21)が選ばれた。

 リコー・厚木事業所のエース・翁川の力投が優勝へと導いた。先発の小林が6回2死から突如制球を乱し、連続死球を与えたところで出番が回ってきた。前日の準決勝では135球で完投していたが「連投の勉強をさせている」という沢津橋健監督の起用に応え、満塁から4番打者を二飛に打ち取りピンチを脱した。その後もカーブ、スライダー、シュートなど変化球を巧みに使い分け、持ち味の打たせて取る投球で被安打1。無失点で試合を締め、最優秀殊勲選手も獲得した。「疲れは特になかった。気迫で投げた。とにかく優勝したい、その思いだけだった」と振り返った右腕に、就任2年目の沢津橋監督も「投げ切れたので、良かったと思います」と、満足そうな表情を見せた。

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2012年5月3日のニュース