笠原 史上初親子先発も初勝利ならず 前田智 厳しさ教える二塁打

[ 2012年5月3日 15:34 ]

広島戦に先発し、4回を6安打3失点だった巨人・笠原

セ・リーグ 巨人―広島

(5月3日 東京D)
 巨人の4年目、笠原がプロ初先発で広島戦に登板を果たした。

 笠原の父、栄一氏は投手として84年にロッテにドラフト1位指名され入団。プロ野球史上初めて親子で先発登板となった。

 3回に巨人は坂本の右前適時打と高橋由の右中間への2点本塁打で笠原を援護したが、直後の4回に満塁のピンチ。笠原が生まれた時には既にプロの選手だった前田智に初球を狙い打たれ、右翼線2点二塁打を浴び、梵に左犠飛を許し、リードを吐き出してしまった。

 その裏に代打を送られ、初勝利はお預けに。ベンチで川口投手総合コーチのアドバイスを聞いていたが、その表情は悔しさでいっぱいだった。

 父は13試合先発したが、勝ち星なしのまま終わり、通算では22試合で0勝8敗。初先発で1勝をマークして父を追い越したいところだったが、それは次回に持ち越された。

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2012年5月3日のニュース