プロ初勝利の小石 お約束通りお立ち台で一句詠んだ

[ 2012年5月3日 17:24 ]

楽天戦で、7回を4安打無失点でプロ初勝利を挙げた西武・小石

パ・リーグ 西武6―1楽天

(5月3日 西武D)
 初のお立ち台に、西武ドームは大歓声に包まれた。プロ入り初勝利を挙げた小石は「やりましたー!」と大きな声で観客に叫んだ。

 7回で降板した小石は、「勝ちたいと言う気持ちを信じていた」という思いで、8回以降の試合を見つめていた。試合前に立正大の大先輩、西口から「おまえはコントロールなんて気にしなくていい」と短い助言を受け、やるべきことを再確認したという。

 この日は、家族は球場には観戦に訪れてはいなかったが、ウイニングボールは「両親に渡そうかな」と話した。

 大分・鶴崎工2年時に、伊藤園の「第16回お~いお茶新俳句大賞」に応募され、小石の作品は見事に同県ベスト5に相当する都道府県賞を受賞。シーズン前にプロ初勝利を飾った際のお立ち台で「俳句」を詠むことを公約していたが、インタビュアーに振られて「初志貫徹 負けぬという気持ちで 初勝利」と読みあげた。初志貫徹を次の投球でも忘れず、チームの勝利に貢献していく。

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2012年5月3日のニュース