三洋電機鳥取25年ぶり全国制覇!MVPはエース大林

[ 2011年9月23日 06:00 ]

<大阪市信用金庫・三洋電機鳥取>三好監督を胴上げする三洋電機鳥取ナイン

天皇賜杯第66回全日本軟式野球大会最終日 三洋電機鳥取5―1大阪市信用金庫

(9月22日 岩手県営)
 準決勝2試合と決勝が行われ、決勝は三洋電機鳥取(鳥取)が大阪市信用金庫(大阪第1)を5―1で下し、1986年以来25年ぶり2度目の全国制覇。エース左腕の大林仁投手(26)が最優秀選手賞を獲得した。また、大阪市信用金庫の三河慎一投手(41)が、準決勝の佐藤薬品工業(奈良)戦で完全試合を達成した。

 三洋電機鳥取は台風一過の岩手の空にナインの笑顔が広がった。三好慎吾監督は25年ぶりの全国制覇に「投手の調子が良かったし、みんな打ってくれた」と選手に感謝した。19日の準々決勝後、雨で大会が2日間順延となったが集中力を切らさなかった。午前中の準決勝で大分銀行相手に左腕・大林が3―0で完封勝利。勢いに乗って迎えた午後の決勝では、打線が3回に3安打を集中して3点。7回にも4番・山根卓が右前2点打と効果的に加点した。福本、大林の継投も決まって5―1で完勝。軟式野球最高峰の大会で四半世紀ぶりに天皇賜杯を奪回した辻主将は「気持ちが切れなかったのがよかった」とうれし涙を流した。

 ≪表彰選手≫▽最優秀選手賞 大林仁(三洋電機鳥取)▽優秀選手賞 古田光彦(三洋電機鳥取)▽敢闘選手賞 三河慎一(大阪市信用金庫)

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2011年9月23日のニュース