和田 被災球児に“絆バス”寄贈「諦めずに頑張ってほしい」

[ 2011年9月23日 15:30 ]

寄贈したバスにサインした「絆」の文字を示すプロ野球ソフトンクホークスの和田毅投手

 ソフトバンクの和田毅投手が23日、福島市を訪れ、被災球児の移動に使ってもらおうと福島県高野連に29人乗りのマイクロバス1台を寄贈した。原発事故の影響で部員不足に陥った県立高校3校の野球部が結成した「相双福島」が利用する。

 県立双葉高校2年で、相双福島の主将を務める西山樹さん(17)は「たくさんの人の支援で野球が出来ている。恩を忘れずに甲子園目指して頑張りたい」と笑顔で話した。

 市内の高校での寄贈式に駆けつけた和田投手は、バスの前面に「絆」とサインし「野球が好きな気持ちを持って諦めずに頑張ってほしい」とエールを送った。

 和田投手が練習場所の確保や移動手段に悩む福島県沿岸地域の球児の現状を知り、バスの寄贈を思い立った。今月12日に福岡市を出発したバスは全国の球場を回り、12球団約80人のプロ野球選手がバスの左右両側にサインした。

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2011年9月23日のニュース