イチローあきらめん　ノーヒッター粉砕打含む２安打

ア・リーグ マリナーズ５―４ツインズ

（9月21日 ミネアポリス）
　マリナーズのイチローがノーヒッターを粉砕し、逆転勝利につなげた。６回２死、ここまで無安打無得点を続けていたスロウイーから遊撃内野安打。

　イチロー自身もこの右腕には過去の対戦打率・１２５と苦戦しており、「不思議な感じの投手ですね。球そのものは特別なものはない。打った後にあれっ？って感じを残す投手はいるよね」。後続の連続二塁打でこの回２点を挙げる同点劇を呼び込んだ。７回２死二、三塁の場面では、２番手左腕から右中間へ適時二塁打。低いライナー性の打球に対し、右翼手ベンソンがダイビングキャッチを試みたが届かず後逸した。「飛び込んだら、絶対無理だもん。ラッキーだよね」と笑み。１１年連続２００安打まで残り７試合で２２安打と厳しい状況は続くが、「さすが」の働きだった。