ラミ350号も…アニキが勝ち越し弾で阪神、競り勝つ

[ 2011年8月24日 20:39 ]

8回、決勝ソロを放ち久慈コーチ(左)に迎えられる阪神・金本

 プロ野球、巨人―阪神17回戦は24日、東京ドームで行われ、阪神が2―1で勝ち、2位巨人とのゲーム差を再び0・5とした。1―1の8回、金本が右越えに勝ち越しの8号ソロ。能見―藤川のリレーで逃げ切った。能見は7勝目(7敗)。巨人の先発・内海は3安打2失点で完投も一発に泣き、4敗目(12勝)。

 前日の試合で右太もも裏を痛めたブラゼルが出場選手登録から外れた阪神は、平野、上本を1、2番に置き、マートンを5番に置く布陣。一方、巨人も前日の試合で死球を受けた小笠原がスタメンを外れた。

 初回、内海は3者凡退と上々の立ち上がり。一方、能見は2死から長野に左前打を許したものの、ラミレスを三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 2回、内海は先頭の新井貴に四球を与えたものの、マートンを遊ゴロ併殺に仕留め、無失点。その裏、能見は巨人打線を3者凡退に抑えた。

 3回、内海は3者凡退。その裏、能見は1死から内海にヒットを打たれたが、後続を抑え、序盤は投手戦となった。

 4回、阪神は平野が右越えに今季1号となるソロ本塁打を放ち、1点を先制。しかし、その裏、巨人はラミレスが中越えに通算350号となるソロ本塁打を放ち、同点に。350本塁打は外国人選手としてはローズ(元オリックス)、カブレラ(ソフトバンク)に続く3人目の達成。「本拠地の東京ドームで打てて良かった」と喜んだ。

 5回、阪神は先頭のマートンが中前打で出塁したが、続く関本が三振に倒れ、同時にマートンも盗塁死。結局、3人で攻撃を終えた。その裏、巨人は2死から藤村が四球で出塁、二盗に成功し、2死二塁としたが、長野が三振に倒れ、勝ち越しならず。

 6回、阪神は先頭の藤井彰が四球で出塁、能見の送りバントで1死二塁としたが、後続が倒れ、無得点。

 7回もともに得点ばなく、1―1で迎えた8回、阪神は1死から金本が右越えに8号ソロで1点を勝ち越し。能見が8回を抑えると9回は守護神の藤川が締めた。

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