“天敵”金子千攻略は「足攻」から

[ 2011年8月24日 06:00 ]

<西・オ>2回1死一塁、秋山(左)は暴投の間に三塁へ進む

パ・リーグ 西武11-5オリックス

(8月23日 H新潟)
 天敵は「足攻」から崩した。西武は昨年から6連敗を喫していたオリックス・金子千に対し、3回までに5得点。その間、一塁走者は4度もスタートを切り、二盗は2つ成功した。

 渡辺監督は積極策について「(午後)7時くらいから大雨予報だったから。早く点が取りたかった」と天候も考慮した作戦だったと明かし、河田外野守備走塁コーチは「良い投手には仕掛けていかないと点が取れないから」と説明した。

 2回1死から安打で出塁した秋山が初球に二盗。金子千の暴投で三塁へ進み、先制点につなげた。決勝点は栗山。同点の3回無死一塁からの右越え2ランだったが、1ボール2ストライクから一塁走者はスタートを切る、ランエンドヒットから生まれた本塁打だった。

 3回までに金子千は5度のけん制球を投じた。走者に気を配らざるを得ない状況にしたことで、打者への集中力が半減したのだろう。その結果、7回途中9安打8得点でマウンドから引きずり降ろした。最下位からの巻き返しを狙うチームが、天敵から大きな1勝を挙げた。

 ▼西武・栗山(昨年は新潟で4安打、この日は決勝2ランを含む3安打)新潟は大好きです。お酒がいいんですかね。

 ▼西武・マルハーン(2安打4打点)チームに貢献できてうれしい。

 ▼西武・石井一(5回3失点で6試合ぶりの5勝目)苦しかったですけど、勝てたのは良かったです。

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2011年8月24日のニュース