福本豊氏は200安打が気がかり「ぎりぎりのところ」

[ 2011年8月24日 06:00 ]

09年の自主トレで福本氏(左)と談笑するイチロー

ア・リーグ マリナーズ3―2インディアンス

(8月22日 クリーブランド)
 日本記録に並ばれた福本豊氏は「イチローには、“気にしないで”と気を使ってくれてありがとうと言いたい」とコメント。一方で「本音を言うと並ばれても、抜かれても、全く何とも思っていない。そもそも現役時代には先頭打者本塁打の本数なんて興味がなく、誰の記録を抜いたかも知らない」とした。

 イチローが「面白い」というキャラクター。83年に当時の世界記録である939盗塁をマークしたが、国民栄誉賞を辞退した。その際の「そんなんもろたら立ちションもできへんようになる」との逸話は有名だ。球界関係者いわく「まさに関西のおっちゃん」で、主に阪神の試合解説で人気を博している。スコアボードに「0」が並んだ試合を「たこ焼きみたいやね」と表現し、1点が入ると「つまようじがついたな」。関西弁でズバズバと、歯に衣(きぬ)着せぬコメントが持ち味。「出張生解説」と称して、視聴者の自宅から解説したこともある。

 そんな福本氏は「イチローは11年連続200安打にぎりぎりのところだけど、可能性は大いに残されているので、ケガをせずにトライしてほしい」と、残り59本での大台到達へ期待を寄せた。

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2011年8月24日のニュース