最速146キロも…プロ注目左腕の松本 スライダー狙い打たれた

[ 2011年8月14日 09:24 ]

能代商戦に先発した英明・松本

第93回全国高校野球選手権2回戦 英明0―2能代商

(8月14日 甲子園)
 9三振を奪いながら、能代商に少ないチャンスを確実にものにされた英明のプロ注目左腕松本。最速146キロのストレートに手が出ず、3回まで5三振の能代商は、スライダーを狙って先制点にこぎつけた。

 4回、チャンスをつくった4番山田一の中前打も5番小川の適時打もカウントを取りにきたスライダー。6回の2点目となった保坂の強襲安打もスライダーだった。スライダーを狙っていると気がつかせないよう、早いカウントから打っていき、ストレートを投げる前に仕留めた。

 「精いっぱい戦ったので悔いはない」と話した松本。4回の連打で先制されたシーンは「甘く入ったところを打たれた。左にはスライダー中心で投げていたが、それを打たれたらのなら仕方ない」と唇をかんだ。

 ストレートは最後まで能代商を苦しめただけに、2回戦で敗れた“香川のランディ・ジョンソン”にとっては負けた気がしない最後の夏となった。

続きを表示

2011年8月14日のニュース