涙こらえる開星 野々村監督終戦 「大横綱」相手にひるまずぶつかった

[ 2011年8月14日 15:56 ]

日大三―開星 5回表開星2死二、三塁、白根が中前に2点打を放つ

第93回全国高校野球選手権2回戦 開星8―11日大三

(8月14日 甲子園)
 「監督を漢(おとこ)にする」。それを合言葉に、甲子園での戦いに臨んだ開星だが、日大三との壮絶な打撃戦に破れ、3月で定年退職する野々村監督に白星をプレゼントすることはできなかった。

 大黒柱の白根の自慢のストレートがことごとく日大三打線にとらえられ、序盤で5点ビハインド。懸命に追いかけ、一時は逆転したが、優勝候補の呼び声高い打線はさらに活発となり、3点差まで詰め寄ったが力尽きた。

 野々村監督は「相手は強くてもぶつかっていけ。ひるむな」と指示。その言葉通り、開星は「大横綱」(野々村監督)に向かっていった。あと一歩及ばず、2回戦突破はならなかった野々村監督は懸命に涙をこらえていた。

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2011年8月14日のニュース