松井“再現”ならず…バット叩きつけ「打ち損じ」

[ 2011年5月7日 06:00 ]

<アスレチックス・インディアンズ>延長12回2死一、三塁、遊飛に打ち取られる松井

ア・リーグ アスレチックス3-4インディアンス

(5月5日 オークランド)
 劇弾の再現はならなかった。アスレチックス・松井が、1点を追う延長12回2死一、三塁で代打出場。長打で逆転サヨナラの場面だったが、インディアンスの守護神C・ペレスの92マイル(約148キロ)直球の前に遊飛。最後の打者となった。

 「打ち損じましたね。決して難しい球じゃないと思う。タイミングもスイングも悪くなかったと思いますけど、球が伸びていたのではないですか」。打席ではこの試合一番の歓声。試合中めったに感情を表に出さない男が、悔しさのあまりバットを地面に叩き付けた。

 3日前の2日レンジャーズ戦では延長10回にサヨナラ本塁打。劣勢から8回に同点に追いついた展開はそっくりだった。「こういう競った試合はもちろん勝ちたい」。これで勝率5割に逆戻り。イ軍のちょうど2倍の12残塁にボブ・ゲレン監督は「勝つことができたし、勝つべきだった」と嘆いた。今季は貯金1が最多で、貯金2への挑戦が3度いずれも失敗。ア・リーグ西地区の混戦から抜け出すにはゴジラの猛打爆発が不可欠だ。

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