福井 斎藤に時間差で“一番乗り”譲り「やっぱり持っている」

[ 2011年4月17日 16:50 ]

プロ初登板で初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に喜ぶ広島・福井。右は野村監督
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セ・リーグ 広島4―3巨人

(4月17日 マツダスタジアム)
 広島のドラフト1位、福井が巨人相手に7回2失点でプロ初先発初勝利。巨人相手に「開き直って投げた」と再三のピンチにも動じず、ルーキーらしからぬ落ち着いた投球をみせた。

 試合を決めた本塁打を放った梵に「後ろから見ていて格好良かった」と絶賛された新人右腕。ヒーローインタビューで、初勝利を誰に伝えたいかと問われると「両親には…」と言いかけると、感極まって目には嬉し涙が。「ありがとうって伝えたい」とだけ話すと、もう目は真っ赤だった。

 早大時代のチームメート、日本ハム斎藤もこの日初先発初勝利。斎藤と「2人で(一緒に)初勝利しよう」という約束はきっちり果たした。わずかな時間の差で新人一番乗りは譲ったが「(斎藤の方が)試合が早く終わったので、やっぱり持っているね」とおどけていた。

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