1勝が遠い…ヤクルト 12球団で唯一白星なし

[ 2011年4月17日 06:00 ]

<ヤ・横>8回途中降板するヤクルト先発・村中

セ・リーグ ヤクルト6―6横浜

(4月16日 神宮)
 1勝が遠い。結果は引き分けとはいえ、4点リードを土壇場で追いつかれた上に、12球団で唯一白星なしとなれば苦しみは倍増だ。ヤクルトの小川監督は「相手がどうこうでなく、うちの問題。チーム状態が良くなってくれば必ず」と冷静さを保った。

 6―2で迎えた8回。既に111球を投げていた先発・村中が続投した。しかし3安打と四球などで1点差に。9回には守護神・林昌勇(イム・チャンヨン)が同点に追いつかれた。前日、敗戦投手となったセットアッパー・松岡の不調が響いた形となった。守備でも開幕4試合で6失策とほころびが出ているが、青木は「全てポジティブに考えたい。いい流れはつくれたし、負けずに引き分けたと思えば」と前向きにとらえていた。

 ▼ヤクルト・林昌勇(9回に同点打浴びる)コンディションはいい。あした(17日)は大丈夫。

 ▼ヤクルト・バレンティン(4回に左翼席上段へ運ぶ来日1号ソロ)個人的にはいいスイングができたが、チームが勝たなければうれしさも半減。

 ≪避難中学生大役!弟、妹と始球式≫ヤクルト―横浜戦(神宮)では、東日本大震災で被災し福島県から都内へ避難している中学1年の佐藤いおりさん(12)が始球式を務めた。球団は都内3カ所で避難生活を送る被災者を観戦に招待し、始球式の希望者を募集。佐藤さんは弟、妹を連れてマウンドへ上がり、大役を果たした。「緊張しました。青木選手と握手できてうれしかったです」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年4月17日のニュース