“コイ”つながり 広島OBが福島双葉町を激励

[ 2011年4月6日 18:10 ]

 プロ野球広島カープの選手会を代表しOBの小早川毅彦さんが6日、福島県双葉町が役場機能ごと集団避難する埼玉県加須市の旧県立高校を訪れ、野球教室を開催して子どもたちを激励した。

 小学生から高校生までの22人が参加。加須市の少年野球チームのメンバーも駆け付け、小早川さんの指導でキャッチボールやバッティング練習に汗を流した。

 福島県内の高校に入学予定の菊池直樹君(15)は「中学の野球部仲間と練習するのも最後。心は一つだと思い、避難生活に向き合っていく」と話した。

 加須市はこいのぼりの産地として知られ、コイ(カープ)つながりで地元の市民団体が広島を応援している。小早川さんは「一日でも早く双葉町で生活できるよう心から願っている」とあいさつ。選手会から託された1軍選手のサインボールなどをプレゼントした。

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2011年4月6日のニュース