どっち?阪神左腕「最悪」 監督は期待

[ 2011年4月6日 12:12 ]

練習試合 阪神3―2巨人

(4月5日 相模原)
 開幕前最後と思われる調整登板を終えた阪神・岩田は「最悪でした…」と自省していた。「内容がよくない。全然、納得いきません。やらなアカンことがたくさんあるな、そう感じました。(投球)フォームですね」。反省の弁を何度も繰り返した。5回2失点。三者凡退で立ち上がった初回以外は毎回走者を背負い、3回はラミレスに左前へ同点打も許した。

 真弓監督からはむしろ“粘投”の評価を与えられた。「1年間、ゲームで投げてなかったからマウンド慣れしてくると、ランナーを出してからもああいう投球ができるようになってくる」。既に先発陣の一角として構想に組み込まれていて、試運転の内容で期待値が上下するような位置づけではない。

 昨季を棒に振った左肘故障からの再起。投げられることは既に実証済みだ。どう抑えるのか。岩田の視線は既に上の領域を向く。「あれだけランナーを出したらしんどくなる。甘いボールが多かった。まだまだです」。本当の復活劇は本番で演じればいい。

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2011年4月6日のニュース