半旗、黙とう、喪章でプレー…観客は4割増

[ 2011年4月6日 06:00 ]

東都大学野球春季リーグ

(4月5日)
 東日本大震災の影響で一時は開催が危ぶまれたが、予定通り開幕を迎えた。開会式は取りやめ。球場には半旗が掲げられ、試合前には黙とうもささげられた。選手は喪章を着けてプレー。球場入り口には義援金の募金箱が設置され、応援団は校歌斉唱以外の太鼓、ブラスバンドの演奏を自粛した。

 震災後は神宮で初の公式試合となったが、照明使用を避けるために昨年より1時間早く試合を開始。大型ビジョンの明るさを抑えるなどして約3割の節電に努めた。東都大学野球連盟の白鳥正志事務局長は「平日で朝も早かったにもかかわらず、観客はここ数年より4割近く多かった。島袋効果かもしれませんね」と話した。

 <プロに協力>5月3日のヤクルト―中日戦がデーゲーム開催となったため、同日に行われる予定だった東都大学野球の日程が変更されることになった。「ヤクルトから(3日夜に)連絡がありました。こういう状況ですから協力してやっていきたい」と同連盟の白鳥正志事務局長。3日のカードについては「1試合になると思いますが、9時開始の試合は初めて。(他に9時開始で行う試合の)様子を見てから決めたい」とし、プロ併用日の19日の国学院大―中大戦を見てから決定する予定。

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2011年4月6日のニュース